昭和14年、初代 茂がおかき造りを始めて早80年余り。創業当時は主に卸売業を行っておりましたが、
小売りを希望される数々のお声を受け現在の店舗販売へと展開していきました。
当初は、かき餅という大きめのおかきを主に製造し、天日干しをし炭に火をおこしてて焼き上げていました。
2代目、3代目、4代目へとおかきと向き合う真面目な姿勢と手間暇の技は継承されています。
現在は、昔ながらの製法と機械化との融合で、日々、より良い商品造りに精進しています。
日本ならではのお米のお菓子、昔懐かし菓子には素朴さの中に、優しい旨みと味わいがたっぷり詰まっています。
その美味しさをより多くの方に知っていただきたくて・・・これからもその魅力を発信していきます。
こだわりの製法 product quality
日本人ならではの
米の食文化を継承したい・・・
創業以来、変わらぬ味を守り続け
時には味の飛躍を追い求め
素材本来の味わいを追求し
辛抱強く、手間暇を惜しまず、
丹念に製造しています。
シンプルだからこそ、奥深い。
それが昔造り辻茂のこだわり製法です。
素材へのこだわり
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餅米
佐賀県産ひよく米を中心とした国産米を使用。その年毎の出来高を見ながら、美味しい産地を選び使用しています。
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地産地消
地元食材を用い、泉州沖で捕れた泉ダコやちりめんじゃこ、和歌山で採れたミカンを用いたおかきなど、新たな味にチャレンジしています。
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厳選食材
餅米や製法に合う食材や味付を吟味し、使用しています。黒豆は丹波種、梅は紀州南高梅を用い、風味豊かに仕上げています。また海老は殻ごと生地に突きこむなど、素材本来の旨みを最大限に引き出します。
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自家製味付
醬油、サラダ油、塩、砂糖、ラー油など、
自家製の味付・ブレンドにこだわっています。
素朴なおかきの旨みを大切にし、
その味わいを引き立てる味付です。
職人のこだわり
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蒸す
丁寧に洗った米を、こだわりの水に一晩じっくり浸し水分たっぷりの蒸気で丸粒のまま蒸します。木製せいろを用いることで、余分な水分も取り除きます。
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突く
蒸し上がった米を杵で一気に突き上げます。
ドンドンと上から降ろすことで、こしのある美味しい餅の出来上がりです。 -
寝かす
しっかりと練り上げた餅は一旦冷蔵庫で冷やし休憩させます。寝かせることで、おかきの生地らしい水分と固さになっていきます。
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乾燥
寝かせたお餅を各おかきのサイズにカット。
切り分けた餅を風を送って乾かす、休ませるを繰り返します。気温・湿度の影響を多大に受ける為、職人の腕の見せどころです。 -
焼く
トンネル型の大きな窯で、一枚一枚丹念に焼き上げます。おかきの状態を見ながら火加減・焼き時間を調整します。
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味付
焼きあがった生地は素焼きのものを除き、味付けをします。たれを染み込ませるもの、混ぜ合わせるものなど様々です。